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マーケティングリサーチ会社に勤め始めた頃、大手広告代理店の大型消費者動向調査プロジェクトの立ち上げメンバーになりました。その調査は、約1年間に渡りモニターにあらゆる消費動向をアンケート調査するものでした。データは、データベース化され、今でもその広告代理店の看板データベースとなっています。

私の主な仕事は、調査票(アンケート)とモニターの管理でした。といってもほとんど手作業の泥臭い仕事でした。

このプロジェクトは、私の経験した調査の中でも大規模で、億単位のお金が投入されたものでした。私としても思い出深いプロジェクトではありました。

その中で極めつけは、鉛筆を削るという作業です。

アンケートを鉛筆で回答してもらうために、アンケートを郵送する時に鉛筆を入れることになったのです。しかも、一人につき2本です。アンケートのモニターは確か3千人だったと記憶しています。ざっと6千本の鉛筆が必要になります。

それを文具屋さんから仕入れたのはいいのですが、削っていない鉛筆を対象者に渡すのはダメだという事になり、削ることになりました。文具屋さんやいろいろな業者さんに鉛筆削りを打診しましたが、意外と高かったので、自分でやる羽目になったのです。

でも、鉛筆って6千本も削ったことないですよね。一生かけても6千本もの鉛筆を削ることは無いかもしれません。それを2日間でやらなければならなかったのです。しかも、削った鉛筆の芯が折れないようにキャップをつけ、アンケートを送付する封筒の中に入れなければなりません。これだけでもそうとうな作業です。そして、入れ漏れがないかダブルチェックし、数を数えて郵便局へ持っていって終了です。

正直、目まいがしました。

さすがに一人で6千本の鉛筆削りは無理ですし封入作業などもあるので、アルバイトさんを手配し、電動の鉛筆削りを用意し、万が一のための手動の鉛筆削りも用意し、作業開始です。

1時間もすると、電動鉛筆削りが壊れました…。電動鉛筆削りを作った人も、次から次へと鉛筆を削っていくことは想定していなかったようで、熱によりダメになってしまいました。修理することもできず、手動の鉛筆削りに切り替えます。手動の鉛筆削りも動かし続けると手が壊れるという事を知りました。指の皮がベロんとむけちゃうんです。この時点でアルバイトさんにやらせるわけにはいかなくなり、結構な数の鉛筆は私自身が削ることになりました。アルバイトさんにはキャップをつけたり封入したりという安全な作業をしてもらう事となったのです。

そんな困難にあいながら、2日間鉛筆を削り続けました。鉛筆削りで残業したのは後にも先にもあれだけです。

今考えると、良い経験だったなと思えるものです。
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2011.02.27 Sun l マーケティングとリサーチ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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